大して準備もしないで迎えた当日。ライブハウスの入口にイーゼルがあってそこに本日出演のバンドと順番などが書いてある、どこでも良く見るやつだがその頃私たちはバンド名も決めておらず、多分仮に付けたと思うのだがそれを何てしたかを忘れた。結局最後までバンド名は決まらなかったな。なんか一度話し合った気もするが皆センスが無く保留にしていたような記憶がある・・。
出演は２番目で最初の人たちは普通のバンド。今でいうコミュ力高めな方たちで、楽屋で話しかけられて仲良くなった。その方たちのお客さんは20人以上はいたのだがVoの方が最後に、「良かったら次も見ていって」と声かけてくれ結構残ってくれていた。
そんなこともあって私たちの出番が来た時にも知り合い含めて10人以上のお客さんがいて、想定外の人数に緊張度が増した。私はあがり症というほどではないが人前で何かするのは苦手だ。緊張するのだ。よく「緊張したときは人を○○と思え」とか言うがそんな事で改善するなら誰も苦労しないと思う。どうやっても緊張する時は緊張する。とにかく私の初ライブは想定外の緊張を伴って始まったのだった。
